《アシャンテママ》の活動内容

《アシャンテママ》の活動内容

2009年10月に設立した《アシャンテママ》は、2019年10月現在モザンビークとマラウィを合わせて600人以上の登録者がいます。多くの貧しい人たちの中でも一番弱い立場にいる貧しい女性たちには、各種支援や経済自立のサポートを、同じく子供たちには教育を受ける機会を、そして本当に困り果てたときに頼れる場所、相談できる場所になることを考えて、《アシャンテママ》では以下のような活動を続けています。(栗山さやか)

貧しい子供たちへの支援:学校へ通うことができない貧しい子供たちのために設立した勉強小屋における授業のほか、政府の学校への登録手続き援助をしています。勉強小屋での授業のあとには、栄養たっぷりの野菜が入ったお粥をみんなで食べています。また勉強会では個人カードを作ってスタンプを押していきます。毎月休まず勉強小屋に通った子には、プレミオ(褒賞)としてノートや鉛筆、棒石鹸1本、お米1カップなどを渡しています。2018年3月現在、モザンビークに2校、マラウィに1校の勉強小屋を運営しています。

貧しい女性たちへの支援:学校に通った経験もなく貧しさで日々の食料にも困っている女性たちへ、病気、衛生、健康、道徳心やモラル等に関するコンサルをしています(不定期で実施)。また生活状況に応じて、マラリア予防のための蚊帳、水の消毒剤、油1リットル、お塩500mg、お砂糖1kg、お米2kg、干した魚1カップ分、棒石鹸1本を支給(合計600円相当)、扉のない家に住む方たちには、安全のためにドア(1400円)を、鍵がない方には南京錠(90円)、または錠前(420円)を提供しています。

サンダルの配布:履物を持たない、いつも裸足の子供たちへサンダル(130円)を配布をしています。破傷風、フックワーム等を防ぐことができます。

コンドームの配布:コンドームを使うとエイズになると誤解している人たちも多いので、正しい知識、正しい使い方の指導をしています。

医療費の援助:診察代や薬代が払えず病院にいけないのを防ぐために、通院費17円からの援助をしています。

入院時の毛布貸し出し:入院患者でも毛布を支給をされないことがあります。そのため病院に入院してしまった際の毛布(安価なもので540円)の貸し出し援助を行っています。

緊急時の援助:病気や、放火されてしまったり、強盗に入られた場合、家に食べ物が全くなくなってしまった際の、食料の緊急援助をしています。また重病の方、HIVポジティヴの方への食料援助もしています。

お葬式、病院費、入院費:お金に余裕のある方は毎月14円ずつ出し合うよう、相互援助を促しています。

自宅訪問、相互援助:体が不自由だったり寝たきりのため、協会の勉強小屋まで通えない方を訪問し、協会の女性たち同士によるお互いの助け合いを行っています。

捜索費用:家族が行方不明になってしまった場合、警察が捜査してくれることはないので、ラジオで放送してもらう費用1回120円の援助を行っています。

身分証明書取得の手続き:ほとんどの子供たちは身分証明書を持っていないので、身分証明書取得の手続きの援助をしています。手続きに必要な申請書類の費用は150~300円です。

マイクロファイナンス:経済自立のために1400円からの小さなマイクロファイナンスを始めました。

経済自立支援:畑を耕し野菜を育てる、編み物教室、足ふみミシンプロジェクト、養豚プロジェクト ほか。

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